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熊本の街なかに鰻(うなぎ)の専門店4軒!全部食べ比べしてみました
グルメ
エリア:上通り上之裏辛島町界隈西銀座通り下通り銀座通り
夏の「土用の丑の日」に鰻を食べる習慣は、江戸時代に蘭学者の平賀源内による、というのは広く知られているお話。
しかもその「土用の丑の日」は、年の数回あって、季節ごとにあるのだとか。
季節の変わり目である土用は体調を崩しやすい時期で、鰻などの精のつく素材で健康に過ごそう!というのが由来だそうです。
天然の鰻の旬は、秋から冬。養殖ものは、6月から8月だそう。
ということは、なんだかんだで一年中鰻は楽しめるんですね。
そこで、今回は街なかで気軽に立寄れる鰻専門店をご紹介。
老舗から新しいお店まで4軒、食べ歩いてまいりました!
取材:2024年8~10月
うなぎの大新
下通りから入った武蔵小路にある『うなぎの大新』。
なんと創業は大正15年(1926年)。
いまも百年前の味を守り続ける老舗中の老舗です。
店の構えにも、大正ロマンを彷彿させる趣ある意匠が面影を残しています。
こちらでは、『うなめし(2枚めし)』(1,850円)を注文。
鰻とごはんが分かれた定食で、香の物と肝吸いが付いています。
大新の鰻は、なんといってもこのタレ。
このテカり、濃厚な甘いタレが重いかな?と思いつついただくと、とにかくすっきり!後味の残らない上品さ。
鰻の旨味と香りだけが口に残るという、不思議なおいしさです。
そして、肝吸い。
とにかく出汁がきいていて、香りがよい!ついついお代わりしてしまいました。
肝吸いお代わり1杯、ごはん大盛が、無料です。
名前にそそられ注文した『うなぎの半助』(490円)は、鰻の皮やエンガワを串に。
3本セットで、塩とタレを選ぶことができます。
これは、酒のアテにもってこいです。
大新では、うなめしの他に、うな丼、せいろ蒸し、のりわさ丼(ひつまぶし)、そして白焼き、半助丼なども味わうことができます。
うなぎの大新
熊本市中央区下通1丁目6-6
公式ホームページはこちら>>
うな春
下通りから城見通りへ、南酒店の奥。
女性の店主が切り盛りする『うな春』は、味はもちろん女性ならではの行き届いたサービス、そして豊富なメニューが人気の鰻専門店。
今回は、『まぶし重 並(1,900円 税別)』を注文。
うな重には珍しい、ねぎ、のり、わさびがトッピングされています。
鰻は蒸した後に、焼きを入れ、たれは少なめ。
素材のおいしさが際立ちます。
そこに、ねぎとわさびの爽やかな香り、のりの磯の香りが、鰻のおいしさをさらに複雑に、引立ててくれます。
薄味が好みであれば充分ですが、濃いめの味つけがお好みであれば、テーブルにある“追たれ”のお試しを。
ザ・熊本の味つけ「甘追たれ」、そして関東風の「追たれ」の2種類。
お好みはどちらでしょう?
店内は、奥に長くまさに“うなぎの寝床”的、清潔で、落ち着いた感じ。
ごはん物は、うな重をはじめ、熊本ではあまり見かけないうな玉重、うな茶漬けなどもいただけます。
また、一品料理では、うなポテやうなバターもなるものも。
「ちょい呑みセット」(1,800円 税別)は、お一人さま、サク飲み、0次会にちょうどよさそう。
こちらは、昼と夜のメニューの区別がなく、お昼からでも一品料理が楽しめます。
鰻尽くしの小料理屋という呼び方がふさわしいかも知れません。
うな春
熊本市中央区下通1-4-3
公式ホームページはこちら>>
鰻の成瀬 熊本市庁舎通り店
下通り、市役所裏かくれんぼ横丁へ向かう道すがらにある『鰻の成瀬 熊本市庁舎通り店』。
全国に破竹の勢いで展開する鰻の成瀬は、2024年多くのメディアでトレンド入りを果たし、“鰻”ブームを巻き起こした火付け役です。
【参考】
■日経トレンディ ヒット商品ベスト30 15位
■ぐるなび 外食アワード2024
■ぐるなび「今年の一皿®」2024年「うなぎ」
鰻の成瀬では、生産地により並・上・特上とあり、肉質やおいしさの違ううな重がそれぞれ用意されています。
今回は、“あっさりいただく”のワードに惹かれて「並 うな重 竹 3/4尾」(2,200円)を注文。
3/4尾の量でこれはリースナブル!
ふっくらした身でありながら、しっかりした味わいがあります。
成瀬では、わさびとねぎ、そして追いタレが無条件にお膳に添えられています。
鰻と米の相性を楽しんだ後は、このわさびとねぎをのせて新しい味わいを口の中へ。
そして、定番の山椒で味わう。
こちら、成瀬の人気(おすすめ)の食べ方だそうです。
その香りの変化に、追いたれでさらに味のバリエーションやおいしさを増幅させていきます。
追いたれは、熊本ではなかなか見ない食べ方ですね。
元々大衆料理だった鰻が時代とともに高級素材に、それをまた引き戻してくれた成瀬の鰻。
現在、熊本では熊本市庁舎通り店をはじめ6店舗が展開中。
街なかをはじめ近くの成瀬で、ぜひ、“成瀬の鰻”を味わってみてください。
鰻の成瀬 熊本市庁舎通り店
熊本市中央区手取本町4-15
公式ホームページはこちら>>
うな雅
南坪井町、上乃裏通りから熊本電鉄 藤崎宮前駅へ向かう通りにある『うな雅』。
昔ながらの商家の佇まいを見せる軒先は、懐かしさと落ち着きを感じさせてくれます。
古風ながらスッキリと、洗練された店内。
今回は、平日・女性限定のランチ『姫御膳』(2,980円 税込)をご紹介。
鰻のせいろ蒸し、ニジマスのみぞれあんかけ、季節の茶碗蒸し、きのこサラダ、肝吸い、甘味というお膳。
せいろを開けた瞬間に鰻ならではのいい香り。ふっくらと柔らかい鰻と一緒にこの日は栗も。
鰻の旨味が染み込んだご飯に、さらに栗の甘みと香りがあわさって、角が取れた優しい秋の味わいに。
季節の茶碗蒸しには、さつまいもと鶏肉が。
さつまいもの甘さがいい具合に出汁と塩味をつないでくれています。
鰻と云えば、ついつい蒲焼きでうな重となりがち。
うな雅では、工夫と季節の味わいを添えて、舌に、見目においしい鰻料理をいただくことができます。
そして、さらなるうれしい心遣いをご紹介。
この山椒。
自身で擦る挽きたての山椒は、香り立ちが違います。辛みが少なく、かける具合も加減ができて、鰻のおいしさを引立ててくれます。
粋な計らいです。
うな雅では、鰻の専門店として、鰻の懐石に鍋(要予約)、一品料理や串もいただけます。
ぜひ、鰻のひと味違った味わい方も試してみてください。
うな雅
熊本市中央区南坪井町5-21
公式ホームページはこちら>>
夏だけじゃない!2025年の土用丑の日は?
2025年 土用丑の日
1月20日(月)、2月1日(土)、4月26日(土)、7月19日(土)、7月31日(木)、10月23日(木)、11月4日(火)
土用の丑の日に鰻を食べて、健康に過ごしてください。
鰻専門店の選択肢が広がった熊本街なか。個性溢れる鰻専門店がありました。
土用丑の日とは限らず、ぜひ、足を運んで好みの鰻を見つけてくださいね!
ライター紹介
てとてら
te_to_tera
福岡、熊本の情報誌を経て、紙とwebの企画・編集ライターとしてフリーランスに。
熊本のおいしいモノ・おもしろいヒト・たのしいコトからいつも元気と発見をもらっています。